ダチョウは鳥でありながら飛ぶことは出来ません。
狩猟による鳥獣肉をジビエといい、ダチョウ肉は厳密にはジビエではないのですが、珍しい肉としてご紹介します。

特徴

ダチョウのオスは大きくなると高さ230センチメートル、体重135キログラムを超えるものもいます。
頭部は小さく、首は長く小さな羽毛に覆われています。
胴体の羽根はオスが黒色で、メスが灰褐色です。

アメリカやヨーロッパなどではよく料理に使用されており、高タンパク質・低脂肪でL-カルニチンも豊富なので、ヘルシー食肉として人気があります。
消費量は世界的には年間数万トン、日本国内においては100トン程度の消費量が推計されており、世界中で見てもよく食されていることがわかります。

ダチョウの肉は赤みが強くて歯ごたえがあり、鉄分がとても豊富です。
これだけいうと、固くてクセが強いイメージがあります。
しかし料理の仕方によっては舌触りが非常に滑らかです。
アラニン、グリシンといった甘み成分のアミノ酸が豊富であり、ステーキ・焼肉などの焼き料理のほか、刺身やタタキといった生のものも食べられています。

クセが少ないので和食、洋食など様々な料理に使えます。
脂肪分が他の動物の肉と比べると少ないので火の通し過ぎは注意してください。

おいしい季節・旬

インターネットなどで季節を問わずに販売されているので、冬のしゃぶしゃぶ、夏のBBQなどどんな季節でも比較的おいしく食べることができると思います。
その季節にあった料理法ができるのでいろいろと試してみるといいでしょう。
生後10ヶ月未満の肉は子牛のような味わいでとてもおいしいです。

おいしい部位

ダチョウは捨てる部分が無いと言われる位、いろいろな部位が利用されています。
料理の食材としては「肉」や「内臓」は、料理の食材として利用され、「骨」からは良質のスープをとることが出来ます。

竜骨突起がないので、ムネ肉はあまりありません。
食用とする肉の大部分はモモ肉となります。
モモ肉のうち特に柔らかい部位がフィレ肉となります。
首の肉や砂肝・肝臓・心臓等も食用として食べられます。

下処理の方法

最近は冷凍した物がよく販売されていますが、火を通し過ぎると固くなります。
「たたき」などの火を通しすぎないレシピがオススメです。

生肉のおいしいのですが、生食として食べる場合はお年寄りや子供には注意してください。
なるべく大人が食べるようにしたほうがいいかもしれません。

おすすめの調理法

ダチョウ肉のタタキ

ダチョウ肉を塩、コショウ、下味をつけた後、軽くもんで冷蔵庫で30分程寝かせます。
フライパンにオリーブオイルをしき、強火でしっかり各表面焼きます。できるだけ均等に焼けるように注意しましょう。
熱を冷ましてから冷蔵庫で少し冷やし、5mm程度の薄切りにします。

BBQ

肉を解凍し塩コショウします。
みじん切りにしたニンニク、玉葱、ローズマリーなどのハーブとオリーブオイルを一緒に肉に揉みこみます。
ラップをして冷蔵庫で1晩おきます。
薄く切り、焼きすぎないように焼き加減に注意して焼き、BBQ用のソースや赤ワインを煮たソースなどをかけて食べます。

ダチョウの串焼き

冷凍している場合は解凍させ、一口大など食べやすい大きさにカットし、串にさし、塩コショウします。
焼き網で表面の色が変る程度に焼き上げます。ミディアムレアぐらいがおいしいと思います。
レモンや醤油、ガーリックやハーブのスパイスなどをかけてお召し上がりください。

まとめ

ダチョウはヘルシーで栄養価の高く、いろいろな料理にも対応できるので一般の家庭でも料理しやすいと思います。
ジビエ料理とは少し違いますが、ジビエ料理をいきなり行うのは難しいといった方にも使いやすくてオススメです。
今年のクリスマスには七面鳥の替わりにダチョウという演出も面白くていいかもしれませんね。

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