ハクビシンは、ネコ目のジャコウネコ科に属する動物です。
額から鼻にかけて白い線があることが特徴となっており、おもに中国やマレーシアの他、インドネシアやインド、日本に生息しています。
日本ではおもに本州や四国など、沖縄をのぞくほぼ全国に生息しています。

ずっと外来生物だと思われてきましたが、最近では江戸時代の書物などにハクビシンに似た動物の記載があるのを発見されたらしく、外来生物ではないという説も出てきました。
食性は、植物食中心で、果実や種子の他、小動物や鳥の卵なども食べる雑食性となっております。

最近では、果物が大好物で、特に糖度の高い果物を好んで食べます。
そのため、果樹園などに入り込んで食べ荒らすことで大変な被害がでてきており、農家の方たちにとっては憎らしい相手となっていますが、中国や東南アジアなどでは、煮込み料理などの高級食材としてよく利用されています。

ジビエの中でも、ハクビシンはおいしいと最近評判になってきています。

特徴

全長は60cmから70cmくらいで尾の長さが40cmくらいあります。
体重2㎏から3kgです。夜行性で主に夜に行動を始めます。普段は木の上などで生活しています。
体つきはネコのようで、オスのほうがメスに比べて一回り大きくなります。

タヌキとよく間違われることがあるが、タヌキの足の指が4本なのに比べてハクビシンの足の指は5本ずつとなっているので、足跡を見ると区別ができるようになっています。
運動能力は高くて、木登りなどを得意としており、ジャンプ力も優れています。

体の色は灰褐色をしており、頭や手足、尾は黒くなっています。額から鼻にかけてと、ほほのあたりに白い線があります。

野生動物らしい野趣あふれる味で、噛めば噛むほど旨味がにじみ出てきます。
イヤなクセではないので食べやすい味となっています。
牛肉に比べても臭みが少ないのが特徴なのですき焼きなどにしても美味しいでしょう。

肉質はしまっていて、弾力が非常にあります。
イノシシなどの食感や香りの違う肉を加えて個性の違いを感じるのもいいと思います。

おいしい部位

胸肉、ヒレ肉、モモ肉などの他、頭、背ロースなど

下処理

狩猟の際、仕留めた鳥獣肉はまだ生暖かい状態となっているので、肉が固くなりだす前にできるだけ内蔵を取り除き、冷凍させます。
どの野生動物にも言えることですがハクビシンも雑食性なので料理をする際にはしっかり加熱することが重要です。

おすすめの調理法

・ハクビシンのメンチカツ
ハクビシンとイノシシの肉をあらびきにしてメンチカツを作ります。
あらかじめ肉に塩をふっておき、脱水をしておきます。
水分を抜かないとあげる時に肉が膨張して水がでてきて衣が水を含んでべちゃっとなってしまうので注意しましょう。

まず、ハクビシンとイノシシの肉にハーブ入りの塩を振って、脱水シートを巻いて一晩おきます。
野菜を細かく刻んで味が凝縮するようにごま油で炒めます。
フライパンで軽く焼いたあととりだし、ミキサー、または手で刻みます。

刻んだ肉にニンジンペースト、トマトペースト、ナツメグを加えてさらに混ぜ込みます。
混ぜ込んだものを小判型にまるくまとめて、小麦粉、溶き卵、パン粉の順でつけてから、油であげます。

まとめ

ハクビシンは人の住む住宅地などにおり、果実を食べあさったりゴミを食い荒らしたりすることで最近とくに被害が増えてきています。

目がクリクリとしており、かわいい見た目をしているのですが、嫌われ者のハクビシンですが、中国などでは高級食材として扱われたりしており、ジビエとしては人気のある食材です。

ちゃんと血抜き処理をすれば、あまりクセもありません。
キャンプなどで出しても話題になりそうですね。

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