ヤマドリは、キジ目キジ科ヤマドリ属に分類される鳥となります。
日本の国有種とされており、本州や四国、九州地方に生息しています。
種類は、シコクヤマドリ、ウスアカヤマドリ、アカヤマドリ、コシジロヤマドリの5種類がいます。
低い山などの土地や林の茂みなどに生息しており、主に標高1500メートル以下の所にいます。
ヤマドリという名前は山地に生息することから名づけられました。
名前はよく聞くと思いますがなかなか見つけるのは難しい鳥です。
キジとともに狩猟対象とされていますが、メスは2017年の9月14日まで捕獲するのが禁止されています。
特徴
オスが全長125cmほどでメスが55cmくらいとなります。
体には、淡い褐色地に黒色と褐色の横縞模様があり、とてもきれいな色をしています。
目の回りは赤くてオスは尾の長さがとても長くて、90cmになるものもいるほどです。
帯模様があってとても美しい尾を持っています。
一方、メスは尾が短くなっています。
オスは声を出してさえずることはないのですが、羽音を立ててさえずりの代わりをしています。
繁殖期になるとオートバイのエンジン音に似たような大きな音を出して縄張りを主張し、メスを誘います。
食性は、木の実や草の種子のほか、ミミズなどの昆虫類を餌にしている雑食性となります。
眠るときは樹の上で眠ります。生体は日本のみで、日本特産種となります。本州や四国、九州などの山地の森林によく生息しています。
味
肉は鶏肉を上品にした味わいで、モモ肉は野性味があり、噛めば噛むほど旨味が出てきます。
風味や肉質とともにキジと似た味わいがありあますが、キジに比べて味が濃くなく、上品な味わいがあります。
食べたときの余韻が長くて、ジビエ独特の臭みを感じることがほとんどありません。
さっぱりした味わいでクセがあまりないので、こってりした味付けよりもあっさりとした味付けのがいいでしょう。
肉そのものも美味しいのですが、だし汁も風味があり、とてもおいしいです。
下処理
捕獲したらすみやかに腸を取り除きます。捕獲してから時間がたってしまうと羽根がむしりにくくなるので、なるべく時間がたたないうちに羽根をむしります。
羽根をむしるのには熱湯に血抜きをしたヤマドリを入れて熱いうちに抜くとむしりやすくなります。
少し残ったものはガスコンロなどで焼きます。
調理法
水炊き
鍋に皮付きのままぶつ切りにした肉を入れ、白菜やしいたけ、長ネギなどの野菜や豆腐などを入れ、水を入れでアクを取りながら煮込みます。
お好みでポン酢などで食べましょう。
鍋の締めにご飯を入れて、雑炊をしたり、うどんを入れてもおいしくいただくことができます。
ヤマドリのお吸い物
ヤマドリの肉と水を鍋に入れて一緒に煮込みます。このとき、骨も一緒に煮込むと味わいがさらによくなります。
肉に火が通ったら、大根やニンジン、ジャガイモなどの野菜類を適当な大きさに切り、一緒に煮込みます。
肉と野菜類に火が通ったら醤油や酒を入れて味を調えましょう。
まとめ
ヤマドリは開けたところにはあまりいません。いつも広葉樹や針葉樹の林の中で隠れるように生活しています。
その為見つけることはキジよりも難しいとされています。
最近では森林伐採などのため減少してきており、 国の定める鳥獣保護法により、一部の狩猟による捕獲以外は禁止されてきており、非常に希少価値の高い鳥です。
そんなヤマドリですが、日本にしかいない日本特産種の鳥。
ハンターの中では幻のジビエとして有名になってきており、ジビエの中でも、優れた肉質と味わいがあり、最もおいしいと言われています。
鶏肉のにおいが苦手という方でもヤマドリは嫌なにおいがほとんどないので食べられるという人が多いです。
機会があれば一度ジビエとして食べてみたいですね。
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