イノシシは、クジラ偶蹄目イノシシ科の1種です。
もともとはアジアやヨーロッパ地方で生息していましたが、アメリカやオーストラリアに
家畜化されたブタが再野生化したものが放されて広まりました。

日本ではニホンイノシシとリュウキュウイノシシが生息しています。
狩猟の対象とされてきたイノシシですが、神経質で警戒心がとても強い動物です。

突進力が強いイメージがありますが時速45キロで走ることもあり、大人でも突進されると
大けがを負うことになり、非常に危険です。

特徴

イノシシはイヌと同じくらい鼻が敏感ということで有名です。大きさは、生育地域によって大きく違います。

アメリカでは体長2.8メートル、体重470キロの巨大なイノシシが発見されたこともあります。オスのイノシシは牙が生えており、鼻先をしゃくりあげるような攻撃をしてくることがあるので、注意が必要です。

メスのイノシシは、牙がオスと比べて短いので牙で攻撃をしかけてくることはあまりないのですが、大きな顎を持っており、かみつくことがあるのでこちらも注意が必要です。

低山から平地にかけての森林から草原に生息していろ、水場が近くにある場所を好みます。
食性は、植物の根や果実、キノコなどを食べますが、ミミズ、ザリガニなども食べることがあります。そのため、草食に近い雑食性となります。

脂が非常によくのっていますが、豚肉の脂と違って胃がもたれることがなく、スッキリとしています。
肉を煮込むとだし汁のうま味がかなり出るので、鍋の後にうどんやおじやなどにするととてもおいしくいただけます。

おいしい季節・旬

イノシシは秋から冬にかけて木の実などのエサを食べて脂肪をつけます。
なので、11月の下旬から12月いっぱいまでが一番脂がのっておいしくいただけるでしょう。

おいしい部位

カタロース、ロース、ヒレ、モモ肉など

下処理の方法

狩猟したらなるべくすばやく血抜き処理を行います。そのあと、水場にもってゆき、内臓を抜き、洗いましょう。
ほかの動物と同じく、血抜きを行わないと肉に臭みが移ってしまうので、なるべくすばやく行いましょう。

おすすめの調理法

牡丹鍋

白菜、シイタケ、ネギ、キノコなどの野菜を適当な大きさにカットします。
なべに水とカットした野菜を入れ、沸騰したら味噌をとき、出汁を入れてさらに煮込みます。

イノシシの肉をカットしたものを入れ、さらに煮込みます。
アクが出るので、丁寧にすくってください。

イノシシと季節野菜のみそ焼き

イノシシ肉の繊維を断ち切るようにカットします。
クサミをあまり残したくない方は、カットした肉に日本酒につけて臭みがなるべく残らないようにします。

肉の臭みをとるだけでなく、肉が柔らかくなるのでおススメです。
サラダ油をフライパンにひき、にんにくを炒めます。そのあと日本酒につけておいたイノシシ肉を一緒に炒めます。

肉に火が通ったら、味噌とみりんを加え、ネギやしいたけなど季節の野菜を一緒に炒めます。
味噌とみりんを入れると焦げ付きやすくなるので
火加減に注意しましょう。

ガーリック焼き

フライパンににんにくを炒め、イノシシ肉を両面焼き色がつくまで炒めます。
お好みでしょうゆをたらしてもおいしいでしょう。

まとめ

イノシシは幼少期はウリ坊などとも呼ばれ、キレイな縞模様がかわいらしい動物ですがおおきくなるとメス、オスともに非常に危険な動物です。

小さくて寸胴な見た目をしているのですが、運動能力がすぐれており、100メートルを10秒くらいで走ることもできるほどです。

ジャンプ力も優れていて、垂直に1メートル以上飛べるという運動能力を持っています。狩猟の際には突進されることのないように十分に注意しましょう。

イノシシは11月下旬から12月いっぱいまでが一番おいしい時期なので、年末に牡丹鍋やすき焼きなどにして家族でこたつに入りながら食べるのもいいですね。

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