国立感染症研究所のデータによると、2012年から2016年4月までに、日本国内で701件の感染例が報告されました。
昨今のジビエブームで急増したとも言えるデータですが、そもそもきちんと精肉店で買われた肉なのか、狩猟で捕らえた物なのかも定かでは無い状況です。
また調理方法に関してもどの様な調理方法で出されたものなのかを、把握していないので一概にジビエが原因だと言う事は断じて言い切れないと思います。
国立感染症研究所から発表されているE型肝炎に感染した経緯を追って記載したいと思います。
豚・猪・鹿の感染状況
今回の国立感染症研究所の発表に上がったのはこの動物達なのですが国立感染症研究センターでもどのような経緯で肉にE型肝炎ウィルスが付いてしまったのかは把握が出来ていない状況です。
しかしこの肉をどのような調理をしていたのかは国立感染症研究所も追及して調べて貰いたいと思います。
基本的には十分に加熱されている状況ではE型感染ウィルスに感染するとは考えにくいからです。
※野生動物の肉は独特の風味や歯ごたえがあるため、近年人気が出ています。
しかし、これらの野生動物の肉にE型肝炎ウィルスが付着していることが度々報告されています。
と言う記載が国立感染症研究所のHPに記載が有りますが、何を根拠にこのような記事を書かれてしまうのかは理解できませんが、しかし料理人が完全に火が通っていないジビエを客に提出してしまったのか、それとも肉自体が悪かったのかは分かりません。
単純な事ですが料理人が肉の状況位は解るはずですから、この肉は危険だと判断したら客に出してはいけないでしょう。
また加熱の不完全な肉がどのような危険性があるかを、判断して調理をしていればこの様な騒ぎにはなっていなかったと思います。
シカやイノシシ豚以外の食肉は心配ないのか
今現在発表がされているのは他にもめん羊や山羊からもHEV抗体が検出されるとの報告がありますが、基本的には食用として出回っているものでは無いので安心は出来ます。
しかし厚生労働省は生肉等を食べさせないよう従来から注意喚起を行っていますのでもし食べる機会がある場合には十分に加熱して食事をすれば、E型肝炎ウィルスへの感染は問題なく頂く事が出来ると言えます。
E型肝炎予防
基本的には肉の段階で48時間以上完全に冷凍してから調理すると言う事です。
E型肝炎ウィルスはマイナス20度で48時間以上凍らせることによって死滅いたします。
また調理する際には、しっかりと過熱をして調理をする事が大事ですので生で食べる事や内臓の部位に関しては食べない方が安全と言えるでしょう。
E型肝炎ウィルスは原因ウィルスとしてHEVヘペウィルス科のウィルスになりますが経口でしか感染しません。
また潜伏期間は2~9週間と比較的長い潜伏期間を要しますので、食事から感染したと分かりにくいウィルスになります。
もし感染してしまうと抗生物質などの処置が出来ませんので、自然治癒でしか治す事が出来ません。
ですから体力の弱い子供や高齢の方は特に注意が必要なウィルスです。
HEVウィルスは過熱をする事によって感染を抑える事が出来ます。
自分自身で守れることはしっかり行う事が重要です。
以上私が知るジビエからの肝炎になる危険性を記載しましたが、日本国内でも発症しているのが現状であり、加熱すれば感染しないと言う知識を知らないで危険だと言うのは本当のジビエのファンからすれば悲しい事情です。
国立感染症研究所や厚生労働省からのデータを基に取り上げられています。
ですからこれからどんどん規制が厳しくなってしまうのではないかと考えられます。
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