厚生労働省や国立感染症研究室はジビエからの食中毒に対して、生肉やきちんと調理されていない物に関しては注意喚起をしています。
購入した物でも管理状態が悪ければ、やはり食中毒を起こしたりするのは当然の事だと思います。
これは普通に牛肉でも豚肉でも起こりうる可能性の1つであって、ジビエだから危険と言う訳では有りません。
どの様な物でも購入しても消費期限を超えた肉なら当然菌が増殖している事でしょう、そこから食中毒になるのも普通だと思います。
ですからジビエを食べると下痢や食中毒になるのと言う事に関しては、可能性の話になってしまいますが、感染する可能性がある食中毒の種類や対処方法を記載していこうと思います。
ジビエから感染する可能性のあるもの
このデータは厚生労働省の物と株式会社東邦微生物病研究所の物を使用して書いていこうと思います。
細菌関係ではカンピロバクター・サルモネラ・腸管出血性大腸菌「O-157」を含むが有名な細菌では無いでしょうか。
またウイルスはE型肝炎ウイルスが可能性として挙がってきます。
そして寄生虫では旋毛虫や肺吸虫などが可能性として挙げられます。
ジビエを安全に食べる為に
やはり国内でもE型肝炎ウイルス等が発生している状況から考え、また危険性のある細菌や寄生虫が発表されている中で安全にジビエ料理を食事するのであれば、しっかりと過熱する事が大事になってきます。
今考えられるウイルス・細菌・寄生虫はかなり温度には弱いので、調理の段階でしっかり加熱する事によって死滅しますので安心して食べる事が出来ます。
但しここでも触れておきますが肉自体が腐敗している場合は腐敗する段階で毒素が発生してしまいますので煮ようが焼こうが食べる事が出来ません。
もちろん食べれば食中毒を引き起こします。
感染した場合
カンピロバクターやサルモネラ菌の場合症状は下痢・腹痛・嘔吐等他のウイルスに感染した場合と良く似た症状を辿りますがカンピロバクターの場合は排便回数が多くなりますので他のウイルス感染との見分けは簡単だと思います。
サルモネラ菌も同様ですが体調に異変を感じた場合や感染した場合に大切な事は、何をどの様にして食べたかと言う事が大事になりますので、その旨を医師にしっかり伝える事が大事だと思います。
どの部位に多く寄生するか
これは良く覚えておいた方が良いので岐阜大学の検査結果を基に記載をしていきたいと思います。
ジビエのどこの部位に寄生しやすいかのデータになりますので参考にしておくと良いでしょう。
野生のシカと猪が調査の結果になっているのですが野生鹿の背ロースに90パーセント「60頭中54頭」モモに88パーセント。
「59頭中52頭」また猪では背ロース46パーセント「26頭中12頭」モモは43パーセント「21頭中9頭」が住肉胞子虫に感染されていると言うデータが発表されました。
特に注目すべき点では背ロースに多く寄生されていると言う点は見逃せないのではないでしょうか。
また今回の結果から出ているのが背ロースとモモの部位しか発表されていません。
いずれにせよ背ロースやモモの部位が料理で出てきた場合、しっかりと過熱されている事を確認してから、食事をする事が肝心だと言う事がわかる調査結果だと思います。
以上がジビエを食べたら下痢や食中毒になるの?と言うデータ上での回答になりますが基本的にしっかりと火を通して調理された物での感染は今現在は有りませんので、過敏に考えすぎない方が良いかと思います。
また知人から貰った肉の場合でも生き物の種類と部位をしっかりと把握した上で、調理をすれば問題は起こらないと思います。
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